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モーラステープによる光線過敏症(ひどい日焼け)を防ぐ方法

モーラステープ春先から夏にかけて紫外線が多く降り注ぐようになると、毎年必ず訴えがある副作用がございます。
それが、モーラステープによる日焼け様症状。
注意を促す文書をテープとともにお渡ししていますが、こちらでは対処法を載せたいと思います。

モーラステープ(ケトプロフェン)の光線過敏症は、いわばひどい日焼けのようなものです。貼付部位が赤くなるだけではなく、発疹、腫れ、強いかゆみ、水疱など様々な症状が現れ、ひどいときには全身に広がることがあります。

これは、通常の接触性皮膚炎とは異なり、光に当たらなければ症状は起きません。その頻度は高くはないのですが、紫外線に当てないことで100%予防することが可能です。使う時は次のことに注意してください。

1,曇りの日、ガラス越しの紫外線に注意
曇りの日であっても、晴れた日の60~80%の紫外線が透過すると言われています。また、超波長紫外線(UVA)はガラスを透過しますので、車の運転などガラス越しの紫外線にも注意が必要です。

2,衣服による紫外線の防御
濃い色、暗い色ほど紫外線をカットします。また、ポロシャツに使用される鹿の子などはカット率が高く、薄地のローンや織り目が粗いガーゼなどはカット率が低いようです。なるべく紫外線遮断効果の高い衣服で貼付部を覆うことをお勧めします。また、紫外線を防ぐ、サンスクリーン剤を塗るのも良いでしょう。

3,屋外での作業は避ける
モーラステープの光線過敏症発現例で紫外線によって症状が出た方を調査した結果、海水浴や炎天下での屋外作業、ゴルフ・テニスなどのスポーツ後に発現していることがわかりました。従って、モーラステープ使用中および使用後は、強い紫外線に当たる屋外でのスポーツや作業は避けることが大切です。

4,貼付が終わっても4週間は紫外線に当てない
光接触皮膚炎を発現した症例のうち、83%がモーラステープ貼付後1週間以内に、99%が4週間以内に光接触皮膚炎を発現していると報告されています。従って、貼付後も少なくとも4週間は、衣服、サンスクリーン剤などにより、紫外線に当てないことが大切です。

5,他の人へ譲り渡さない
医療用医薬品は、その患者さんのためにだけに処方されたものです。家族や友人などに譲ったりしないようにしてください。

光線過敏症が発現してしまった場合には、原因と思われる薬剤を中止し日光を遮断することで、約2週間で症状はおさまりますが、その間、日中の外出を避け、止むを得ぬ場合には長袖の衣類、帽子、手袋等を着用し、UVAまで遮光する日焼け止めを塗布するなどを行います。
また薬剤だけでなく、セロリ、ドクダミ、クロレラなどの食品や、化粧品、そしてサンスクリーン剤そのものによっても光線過敏症を起こす可能性があることを念頭においておくことが必要です。

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(参考:Pharmavicion Vol.8)

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