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お口の中は健康ですか?


噛むことは健康の始まり

食べる、話す、表情を作るなど、歯は、生活にとって大切な器官。歯を使って「噛む」動作は全身の健康と結びついています。

◎おいしく食べる
毎日の食事に欠かせないのが歯と歯ぐき。味わうのはもちろん、よく噛むことで唾液の分泌が促されます。唾液には消化を助ける働きのほか、細菌の増殖を抑える働きもあります。

◎アンチエイジング
唾液には、若返りホルモンと呼ばれるパロチンという成分が含まれています。この成分は口の中はもちろん、骨、筋肉、血管、皮膚などの若さを保つ作用もあるとされています。

◎脳の働きを活発にする
よく噛むことで脳の血流量が増え、脳細胞が活性化するといわれます。ガムで眠気が覚めるのは、スーッとした味のためだけではなく、「噛む」動作が脳を刺激しているからです。


口の中は今日も働いています

体には自浄作用によって自ら健康を守ろうとする働きがあります。口の中でも同様。毎日の歯みがきや生活習慣で、こうした体の働きをサポートしていきましょう。

【唾液の働き】
(1)歯のうるおいを保ち、むし歯を予防
歯は乾燥すると、むし歯や歯周病の原因となる細菌が繁殖しやすくなるので、唾液を出すことで歯を守っています。
(2)口の中のpHをコントロール
食後は口の中が酸性に傾き、細菌が増殖しやすくなるので、唾液がpHをコントロールして中性に近づけています。
(3)食べカスやプラークをそうじ
分泌された唾液には、歯や歯の間に付着した食べカス、プラーク(歯垢)を洗い流す働きもあります。


歯をいたわっていますか?

口の中で、「噛む」動作に大きな役割を担っているのが歯。そして歯は、ケア方法や生活習慣によって寿命が変化するデリケートな組織でもあります。むし歯や歯周病を予防するために、生活を振り返ってみましょう。

□ いつも何かを食べている
甘いものはむし歯の原因といわれることがありますが、むし歯の発生は糖の摂取量ではなく、摂取頻度と関係があるといわれます。間食は、なるべく減らすことをおすすめします。間食のあとは歯をみがくか、口をゆすぎましょう。小さなお子さまもいつも何かを口にしがちなので、気をつけてあげましょう。

□ 何年も歯医者に行っていない
初期のむし歯はもちろん、歯周病も気づかぬうちに進行します。むし歯と歯周病の原因菌は異なるので、1本もむし歯がなくても、歯周病が進んでいることがあります。また、一度治療して銀などをかぶせた歯でも、その中に細菌が繁殖してむし歯になることがあります。定期的に検診に行きましょう。

□ 口臭が気になる
口臭の大きな原因には、舌の上にたまった汚れ(舌苔)があります。加齢によって唾液の分泌量が減ると、汚れがたまりやすくなりますので、専用の舌ブラシなどを使用しましょう。むし歯・歯周病などが隠れている可能性もあるので、歯科での検診も忘れずに行いましょう。


健康できれいな歯を保つ3つのステップ

むし歯・歯周病予防のポイントは、原因となるプラーク(歯垢)を歯みがきで除去することです。自分に合った方法を見つけましょう。


STEP1:歯みがき方法を見直してみよう

みがき残しは誰にでもある!?
むし歯や歯周病は、同じ場所にプラークが長く留まることから起こります。ほとんどの人がみがき方に“癖”を持っており、丁寧にみがいても同じ場所をみがき残しているケースは多くあるのです。

●歯みがき剤は少量を最後に
爽快感の強い歯みがき剤を使うと、口の中がさっぱりするので、短い時間でもしっかりみがいた気分になってしまうことがあります。まず歯みがき剤をつけずにじっくりとみがき、仕上げに少量を使いましょう。
●回数よりも質が大切
むし歯・歯周病の原因となる菌は、就寝中に増殖するといわれます。毎食後と寝る前にみがくのが理想的ですが、無理な場合は、寝る前に丁寧にみがきましょう。浴槽につかりながらなど、時間をかけてみがく習慣をつけるとよいでしょう。

【歯ブラシの種類】
通常の歯ブラシとあわせて使い、取れにくいプラークを除去しましょう。
[歯間(しかん)ブラシ]
歯と歯の間のすき間に入れてみがく歯ブラシ。
[デンタルフロス]
歯と歯のすき間のプラークをかき出します。指に巻きつける糸状のものと、1本ずつスティックになったタイプがあります。
[ワンタフトブラシ]
前歯の裏側や歯の付け根など、みがきにくいところに毛先が届きます。

プラークがたまりやすい場所と対処法
(1)歯と歯の間
すき間がある場合は歯間ブラシ、詰まっている場合はデンタルフロスを使いましょう。
(2)歯と歯ぐきの境目
歯ブラシの「角」を当てるようにしてみがきましょう。
(3)奥歯のかみ合わせの溝部分
歯ブラシの先を使って、丁寧にブラッシングしましょう。


STEP2:自分の歯を触ってみよう

歯の汚れや歯ぐきをチェック
洗顔のときに肌を触って汚れ落ちを確かめるように、みがいたあとの歯を自分の指で触ってみましょう。キュッキュッといえば、きれいになった証拠です。歯ぐきが腫れていたり出血がある、ブヨブヨしているという場合は歯周病の可能性もあります。歯科へ行き、早めに対策しましょう。


STEP3:かかりつけの歯科で検診を

取れない汚れを歯科で除去 歯と歯ぐきの境目にたまったプラークは、時間が経つと頑固な「歯石」になります。歯石は通常の歯みがきでは取れないので、歯科のクリーニングを利用しましょう。歯みがき方法について相談するのもよいでしょう。
●自分に合ったむし歯予防を相談
生まれつきむし歯になりやすい体質であったり、みがきにくい歯並びであるなど、自分自身が持つむし歯・歯周病のリスクと、その対策を知ることも大切です。信頼できるかかりつけの歯科を持ちましょう。

●歯だけの病気ではない歯周病
歯周病は、プラークの中の細菌により炎症が起こる感染症の一種で、歯ぐきなどの「歯周組織」が壊れ、歯を失う大きな原因です。最近では、歯のみならず、糖尿病や動脈硬化など、生活習慣病と密接な関係があるともいわれています。歯や歯ぐきをケアすることは、全身の病気予防にもつながるのです。

●歯のためにも禁煙しましょう
喫煙によって歯ぐきの血行が悪くなるほか、免疫機能が低下して細菌が繁殖しやすくなります。また、タバコに含まれるタールが歯につくことでプラークがつきやすくなるともいわれており、タバコは歯周病の大きなリスクです。

●高齢者は誤嚥性(ごえんせい)肺炎に注意
口の中の雑菌が誤って気管に入ることから起こる誤嚥性肺炎は、高齢者に多い病気です。寝たきりの方の場合、自分で歯みがきができず口の中に細菌が増殖しやすいので、家族や周りの方が歯みがき、舌のそうじなどを行いましょう。

歯周病はこうして起こる
(1)みがき残しが頑固な歯石に
歯みがきをせずに長時間(およそ72時間)放置すると、プラークは歯ブラシでは取れない歯石になるといわれます。
(2)歯石が歯石を呼ぶ
歯石ができると、その周辺にはさらにプラークがたまり、歯石ができやすくなります。
(3)歯周ポケットに歯石がたまると…
加齢とともに深くなる傾向がある歯周ポケット。ここに歯石がたまると、歯ぐきの炎症が起きます。

<取材協力>
駿河台下デンタルオフィス 三木尚子先生
<参考文献>
『歯周病予防と口腔ケア』(下野正基監修/小学館)
『専門のお医者さんが語るQ&A 歯周病』(新井高編著/保健同人社) 
『徹底図解 むし歯・歯周病』(熊谷崇、秋元秀俊監修/法研)
『これ一冊でわかる 歯を抜かない矯正治療の「常識」』(篠崎直樹著/海苑社)
『かかったかな? と思ったらすぐに読む 歯周病の治療と予防法』(志賀泰昭著/日東書院本社)


情報提供:クラスA ゲンキとキレイ

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