あせもを予防するには

首、頭、脇の下、額など、汗がたまりやすいところにできる「あせも」は、汗の出口(汗腺)がつまることから起こります。特に子どもは、汗の出口が小さい上に汗を多くかくため、あせもができやすくなります。大人でも寝たきりの場合、背中などにできることがあります。あせもは家庭でのケアでよくなることがほとんどですが、あせものできたところは菌が感染しやすく、膿みや痛みが起こることもあるので注意が必要です。こうした症状が出た場合や、あせもがなかなか治らない場合は、皮膚科を受診しましょう。

1.汗を拭く


汗をかいたらこまめに拭き取り、皮膚を清潔に保ちましょう。お湯でぬらしたタオルで拭くと、汗腺の出口が開いて汚れが落ちやすくなります。

2.着替える

衣服や肌着は、通気性・吸湿性のよい素材を選び、汗をかいたときは、こまめに着替えるとよいでしょう。

3.シャワーで流す

朝や夜、シャワーやお風呂で汗を洗い流し、石けんで体を洗いましょう。ただし、あせもがあるときは、湯船につかると体が温まって汗が出て悪化することがあるので注意しましょう。体を洗うとき、拭くときはこすらないように気をつけ、体が十分に乾いてから衣服を着ましょう。

4.爪を短く切る

あせもをかきこわさないよう、爪は短く切っておきます。手指からの細菌感染を防ぐために、手はよく洗いましょう。

5.部屋を涼しくする

クーラーや扇風機を利用して、温度や湿度を調節し、汗をかかない環境を整えましょう。ただし、冷やし過ぎに注意し、適温を保つようにしましょう。