カサカサ肌のスキンケア

空気が冷たくなると、気になるのが肌のカサつき。皮膚の乾燥はそのままにすると、かゆみを伴ったり、白く粉をふくこともあります。また、乾燥した肌は、皮膚が持つバリア機能が低下している状態なので、細菌やホコリなど刺激物質が入り込みやすくなり、かゆみやトラブルを招きやすくなります。日頃のケアで、しっかり対策しましょう。

(1)保湿剤を塗る

乾燥肌や乾燥に伴うかゆみを予防するには、オイルやクリーム、ローションなどの保湿剤を塗ることが基本です。入浴後、水分をタオルでやさしく拭き取ったら、すぐに保湿剤を塗るのが効果的です。保湿剤には、水分を吸着する作用のある尿素やヘパリン類似物質、皮膚表面に脂の膜を作って水分の蒸発を防ぐワセリンやツバキ油、角質細胞間脂質のセラミドなどが配合されたいろいろな種類があります。実際に使ってみて、自分に合ったものを選ぶとよいでしょう。

(2)肌を洗い過ぎない

肌が乾燥しているときは脱脂力の強い石けんの使用を控えめにするか、低刺激性のものに変えることをおすすめします。石けんや体についたシャンプーのすすぎ残しも皮膚の刺激となるので、よく洗い流しましょう。また、タオルなどでごしごしと肌をこするのは、皮膚表面のバリアをはがしてしまうのでやめましょう。

(3)食べ物にも注意

お酒や辛いものなどは血行がよくなってかゆみが増すので、取り過ぎないようにしましょう。